北海道札幌月寒高等学校同窓会 卒業おめでとう


皆さん卒業おめでとうございます。今日ここに第58期卒業生336名を会に迎え、同窓会として喜びに耐えません。会を代表し一言挨拶申し上げます。
月高同窓生は2万3千人を超え、国内は元より海外でも活躍しています。 今年は高校創立60年の周年行事を催しました。パリで活躍しているフルート奏者工藤重典さん21期卒業生を迎えての記念コンサートは、皆さんの記憶にも新しいことと思います。 また今月になって佐々木譲さんが二大文学賞の一つ、直木賞受賞の知らせが届きました。16期卒業生です。彼の小説はエリートを題材にしたものでは無く、社会を形成している名も無い庶民の一人が主人公です。物語は、背景にある社会の不条理をあぶり出して展開して行きます。彼のそんな創作スタンスを同窓生の一人として、私は誇らしく思っています。 今日の卒業生の中にも文学を志す人が居ることでしょう。日本を代表するすぐれた文学者は、遠い遥かな存在などではありません。工藤重典さんのような世界的な音楽家も然りです。君たちと同じこの校舎で学び、同じ青年らしい悩みを持ちながら、自分の夢に向かって一歩一歩歩んだ、数十年前の月高卒業生でした。
同窓会入会式にあたり、私は皆さんに一つの言葉を贈ります。野球選手イチローの言葉です。1994年、16年前に初めて首位打者になった時、彼はスポーツ紙のインタビューに答えています。誰もが認める努力家だったイチローに「一番になったがこれから夢は有るのか?」と言う質問でした。 イチローはこう答えています。「夢はいつでもありますよ。夢って、一つ実現したら、もっといい夢を見たくなるものです」その後、大リーグで彼の活躍は皆さんも知るとおりです。
60周年記念コンサートで工藤重典さんも「夢は持ちつづけるもの」というメッセージを強く語りました。 第58期月高卒業生皆さんの夢が成就できることを祈ります。皆さんの人生に幸多からんことを祈り、同窓会入会を心から歓迎し挨拶といたします。
札幌月寒高校同窓会会長
井筒 和幸


▲トップページに戻る